ただのオープンワールドのアクションアドベンチャーだと思って遊び始めたら、気づけば「創造という名の執着」に脳を支配されて、現実世界のあらゆる物体を見ても「あ、これウルトラハンドで繋げたら何ができるか」と計算し始める重度の職人病を患ってしまった。
空島からハイラル大地、そして地底へと繋がるシームレスな世界設計は、もはやゲームという枠組みを超えて、神の視点を与えられたような錯覚を覚える。特にゾナウギアを用いた乗り物制作の自由度は異常だ。当初は「とりあえず動けばいい」程度の試作機を作っていたはずが、いつしか効率的な自動兵器や、物理演算の極致を目指す巨大メカの設計図を脳内でこねくり回す日々に変わっていた。
敵を倒すことよりも、いかにエレガントに、あるいは極めて非効率に目的を達成するかという「遊びの自作」に人生の時間を吸い取られている。リンクの右手に宿る力は、私の創造性という名の理性を根こそぎ奪い去った。朝起きて空を見上げると、そこには落ちてくる隕石や雲の動きが計算対象として映り込み、現実の物理法則がどこか頼りなく見える。このゲームをプレイする前の自分にはもう戻れないし、今さら戻りたいとも思わない。ゼルダという名の広大な実験場に、私の意識は完全に永住してしまったのだ。
最初はゾナウギアの使い道わからんかったけど今は毎日設計図とにらめっこしてる